’17 荒川お花見探訪 - 三河島水再生センター -

殆どあんたの回顧録になってるだろうという呆れた様子の声が聞こえてきそうな今日このごろ。皆様いかがお過ごしでしょうか。見てきたのならさっさと記事にしてアップすればいいものを、行ったことで結構満足してしまって、その後の行動に移せないのが中高年の悪いところですね。

そんなのあんただけで、私の周りの中高年はもっとバイタリティに溢れているぞですって?ごもっともでございます。私もまだ本気を出してないだけで、その気になれば出来ないこともないと思うのですが、その気になる前にブレーキをかけているんじゃないかと思えるほど停滞しているのも事実です。

そのうち車の運転でもアクセルとブレーキを間違えるんじゃないかと危惧しておりますが、その点、自転車はいいですね。ブレーキとアクセルを踏み間違える危険がありません。それでも、最近また高校生が運転する自転車と歩行者との接触で死亡事故も起きていますから、他山の石として安全運転を心がけたいと思っています。

三河島水再生センター

さて、タイトルの「三河島水再生センター」ですが、こちらも名前が示すとおり下水処理施設です。上が荒川自然公園という屋上園地になっているのは、葛飾区の小菅西公園、小菅東スポーツ公園と同様ですが、こちらの浄水場はその施設の一部が、公園内や公園につながる通路から道すがら垣間見る事ができます。サンドウィッチマンの富澤さんみたいに、「ちょっと何言ってるかわからない」という方は、下のマップの航空写真でご確認下さい。

GoogleマップのAPI変更に長い間気付かなかったので、説明がだいぶ冗長になってしまいますが、上のマップで、今赤い印があるところから少し北に水色の長方形の何かがいくつか並んでいるのがわかると思いますが、その上の細いクランク状のものが公園に上がるためのスロープです。都電荒川線の荒川二丁目駅の隣にもスロープとその奥へ行ったところにエレベーターも設置されています。

ご覧になっておわかりのとおり、この公園はかなり広いです。ただ、今回取り上げるのはこの荒川自然公園ではなくて、その下の、タイトルにもなっている、「三河島水再生センター」です。上の地図で言うと赤い印の少し下の方、三河島公園のすぐ左のあたりが入り口です。ただ、この施設、普段は自由に入れる場所ではありません。予約をすると見学は出来るのですが、あくまで学習のためですから、お弁当広げてお花見など出来ません。じゃあ、なんで紹介するのかというと、こちらの施設では、「さくらの通り抜けイベント」と「さくら観賞会」というお花見のために敷地を開放している日があるんですね。

さくら観賞会はホームページにも出ているのでチェックしている方もいるのではないかと思いますが、「さくらの通り抜けイベント」はいつやるのかよくわかりません。おそらくは、「さくら観賞会」は前々から日程が決まっているので、桜がその時に満開かどうかわからない。たしか去年はかなり時期を外していたと思います。ですので、それを補完する目的で通り抜けイベントをやっているのだと思います。

旧三河島汚水処分場喞筒場(ポンプじょう)施設

ちなみに今年度(平成31年)のさくら観賞会は3月29日(金曜日)~ 3月30日(土曜日)の10時~14時で行われていて、桜は多分ドンピシャのタイミングだったと思うんですが、私は土日の開催と勘違いしていたために、日曜日に行こうと思った時には既に終わっていました。これは日にちもそうなんですが、時間も要注意ですね。呑気にお昼食べて一服してから出かけようなんて思ってると終わっちゃいます。

さて、そんな間抜けな私が運良く巡り合ったのが今から2年ほど前の「通り抜けイベント」の日でした。なぜ運良くかと言いますと、その日は荒川区に新しくできた図書館、「ゆいの森あらかわ」の様子を見に行こうと、たまたま前を通りかかったのがその日だったからです。

この時は敷地の一部を開放していたので、予約すると見学が出来る「旧三河島汚水処分場喞筒場(ポンプじょう)施設」などは見れなかったのですが、どうやら「さくら観賞会」の日は見れるようですね。桜の季節はずっと開放しておいて欲しいところですが、案内の係員や警備員の方を配置したりするのも大変でしょうから、きっと日が限られているのでしょう。もっとも、この時の私は何の下調べもしていかなかったので、情報もかなり怪しいことをご了承ください。もしまた行けるときがあれば、次はしっかりと調べておきます。

それはともかく、この赤レンガ造の旧三河島汚水処分場喞筒場施設は、桜とのコラボがなかなか綺麗なんです。風情があるかと言われるとそこにいる周りの人達も一生懸命写真を撮っているので微妙なんですが、写真に余計な人が写り込まないので、撮り方次第でインスタ映えもするんじゃないでしょうか。あとはカメラの性能と腕なんでしょうね。

今、日本での花見は海外からの旅行者にも大変人気ですが、何度も日本に来たことのあるリピーターさんには、荒川都電沿線なども密かな人気になっています。下の写真は「三河島水再生センター」の敷地内から撮った荒川二丁目駅ですが、桜と都電もなかなか良い組み合わせだと思います。

ところで、この都電荒川線はいつからか愛称が「東京さくらトラム」となっています。もしかすると初めて聞いたという方もいるかもしれません。東京都としては一生懸命押しているのでしょうが、結構覚えづらい名称ではありますよね。「トラム(Tram)」というのは路面電車という意味の英語ですから、意味としては東京さくら路面電車で悪くないと思うんですが、なんでしょうね、都電荒川線に馴染みすぎているのか、あるいは語呂として言い辛いのか、かつてJRがゴリ押しした「E電」にならなければ良いなと思います。

それはともかく、この「東京さくらトラム」沿線は、桜の名所がたくさんありますので、このブログの趣旨からは外れますが、そのうち乗ってみたいと思います。

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