’17　荒川お花見探訪　－　小菅西公園　ー

さて、今年もそろそろ花の便りが聞こえてきそうなこの季節。と書いたのが今年の3月。しかしながら結局更新は今頃になってしまいました。

週刊はおろか、月刊や季刊でもなく、ほぼ年刊になりつつあるこのブログ。しかも、更新するのがほぼ一年遅れという体たらくで、情報サイトとしての役割も果たしていない気もいたします。前回の更新はなんと2年前ですか。それでいて今年のお花見探訪に続けようという魂胆だけは若干持っております。

行動範囲も年々狭くなっているような感もありますが、実は感だけじゃなくて事実です。お花見も手近なところで済ませようというわけでもありませんが、逆にお膝元の紹介をするのを忘れていると、「あいつ、知らないんじゃないか？」と思われてもなんですので、一応我が街千住からほど近い、「小菅西公園」をご紹介したいと思います。

小菅と言えば、真っ先に思い浮かべるのは東京拘置所ですね。毎年秋になると東京拘置所矯正展が開催され、拘置所の中庭が開放されます。私も一度行ってみたいと思っているんですが（決して拘置所生活を体験したいわけではありません）、ついつい見逃してしまいます。

さて、小菅西公園は足立区にも近いのですが、葛飾区の公園になります。一方、スカイツリーの開業で、「東武スカイツリーライン」の愛称が付けられた東武伊勢崎線の小菅駅は、足立区内の駅になります。地図で確認すると足立区と葛飾区の区境は、結構変なところで区切られています。綾瀬駅の近辺などは、南側の一部分が葛飾区で、周りを足立区に囲まれていたりする場所があります。そう言えば、江戸川区の一部、平井から小松川も荒川の西側にあって、多少違和感がありますね。

この公園は、東京拘置所から少し南に位置した場所にありますが、春に荒川の左岸を自転車で走っているとわりと目につきやすいと思います。なんでかというと、この公園の場所が小菅水再生センターという水処理施設の上に作られた屋上公園だからなんですね。下流側から走ってくると、首都高の中央環状線に合流しているのかなと一瞬見間違えるようなスロープがあって、その近くに桜が咲いているのも見えますので、不思議な世界に見えるんですよね。

下は今年撮った写真ですが、下水道事務所の駐車場に通じるスロープですので公園とは繋がっていません。

2016年の4月にフットサル場やエレベーター、駐車場などが新設されて、リニューアルオープンしました。

これくらいの敷地であれば、テニスコートにする場合が多いと思いますが、どうして競技人口が減少しているフットサル場にしたのでしょうか。下の写真にあるように、コートが2面あります。上の写真の左手奥の方にエレベーターがあります。

公園に車で行く場合はそのエレベーター横に設置された駐車場を利用します。

駐車場は9台分しかありませんから、休日は満車になることもあるかもしれません。上の写真も今年（2018年）に撮ったものですが、車が満車だけでなく自転車も歩道まではみ出してますね。

写真に見える駐車場の入り口は敷地の南西方向に当たります。駐車場は最初の30分は無料になっていますね。

さて、自転車ブログですから大事なのは駐車場ではなくて駐輪場ですね。こちらは荒川側と反対の綾瀬川沿いにそれぞれ1箇所ずつあります。それとフットサル場へ上がるエレベーター横にも数台分の駐輪場があります。先程の上から見下ろした写真では駐車場にも自転車が溢れていましたが、あそこは本来歩道で自転車置場ではありません。

こちらが荒川側です。左に自転車用ラックが設置されているんですが、この日は収まりきらずに溢れてしまっていますね。

裏手の綾瀬川の方はわりと空いてます。

右側にスロープが見えていますが、この傾斜なら自転車でも上っていけそうです。ただし、公園内は自転車の乗り入れが禁止されています。公園入口付近に若干スペースがあるので、子供連れで電動自転車の方は、空いていればそこに止めてもいいのかなとは思います。

さて、ご覧になってわかるように建物の上に土が敷かれ、その上に満開の桜が咲いています。背景が浮いている感じになるので慣れないと違和感を覚えますが、それはそれで別の開放感があります。

公園自体はそれほど大きなものではありませんが、これが人工物の上であることを考えれば、結構広いものだと思います。残念なことにバーベキューのような火を使う料理は出来ません。火気厳禁ですから必然的に禁煙ですね。それと公園ですが、開園時間が決まっているので夜の花見宴会は出来ません。それでも子供用の遊具もありますので、お子さん連れでお花見を楽しむにはいいのではないでしょうか。

小菅駅から徒歩ですと若干歩きますが、千住から電車でも一駅ですし、比較的行きやすい場所でお花見の穴場だと思います。