’17 荒川お花見探訪 ー 隅田公園(浅草側)

いつまでも書いた記事を下書きに残しておくのもなんなので、多少おざなりではありますが、アップさせていただきます。新しく書いた記事は上書きにした方がいいかなと思ったりもしましたが、その時々の状態も残しておいたほうがいいかなと思ったので、そのままにしてあります。

現在2022年の3月、ロシアがウクライナに軍事侵攻を始めてから2週間が経とうとしています。と思ったら、昨日は南太平洋のパプアニューギニアのマナム火山で大規模な噴火が発生しました。新型コロナのオミクロン株も依然流行中ですが、そろそろ第六波もピークアウトしそうな予感はさせます。

そんな世界が慌ただしい中で、その都度更新しようとして中途半端で終わらせているので、この記事も内容が相当細切れになっていますが、どうかご容赦を。もっとも、最近ではあまり役に立たない内容は検索エンジンの方で取り上げられなくなってきてますから、この記事が皆さんのお目に届くかどうかも疑わしいですね。


さて、性懲りもなく時間差投稿です。昨年少しだけ下書きを書いてあったのですが(それでも十分遅いんですが)、完成させずにまたズルズルと投稿を先延ばししていました。今は2020年の4月。この記事の写真を撮っているのが2017年ですから、見事に3年遅れの記事です。とは言え、このブログの一番人気の記事は、いまだに2011年に書いた六義園だったりしますから、この記事もいつか懐かしく読んでいただける日がくることと思います。と言うよりも、その日が来ることを切に願っています。

そう言いますのも実は今は新型コロナウィルスが猛威を振るっている真っ只中、4月1日現在、全世界で死者が4万人を超えています。ただそれもこのウィルスの脅威としてはおそらくはほんの序章に過ぎないのでしょう。そんな状態ですから、インバウンド需要はもとより日本経済のみならず世界情勢の今後も見通せない状況で、仮にこの新型コロナウィルス感染症が終息したとしても経済への打撃は免れず、今の時点ですら日本や世界がどうなるのかまったく想像できません。

風潮も集団感染(クラスター)の可能性のある花見の宴会などもってのほか、週末の休日も外出を控えろというご時世ですから、お花見と言ってもただ通りをそぞろ歩くおとなしいものになっています。もっとも私の場合は、いつも一人で自転車に乗りながらというのがすこぶる多いので、いつもとそれほどは変わらない状況ではあります。

以下、下書きになっていたものです。


さて、前回投稿の汐入公園から隅田川沿いを南下すれば、やがて到着するのが隅田公園です。ここは浅草側の台東区とスカイツリー側の墨田区に分かれますが、どちらも隅田公園です。川の対岸に分かれる場合は公園名も変わることが多いですが、ここはちょっと特殊ですね。

汐入公園からなら、川の右岸、左岸どちらからでも川沿いに走っていくことができます。今回ご紹介するのは隅田川右岸の浅草側ですが、白鬚橋のたもとから川横の道に入ろうとする場合は、2段ほどの階段を自転車を持って降りる必要があります。

元々隅田公園は関東大震災の復興事業の一環として整備された公園です。隅田川の堤防の桜並木は、八代将軍徳川吉宗によって植えられたようですが、飛鳥山公園といい吉宗は暴れん坊なだけではなくて、いろいろと風情もありますね。東京で多くの桜が楽しめるのは吉宗将軍のおかげと言っても過言ではないかもしれません。

ただ、近年はスカイツリーが出来たことによって、たんに情緒的なものから、現代建造物との対比という意味でも面白いものになりました。思えばよくぞここに建ててくれたと思います。個人的にはさいたま新都心辺りに建てるのが地理的にも空地的にも妥当だったのではないかとも思いますが、あそこだったら私はほとんど見ることが出来ませんでした。あのツリーのおかげで隅田川の花火大会も一層盛り上がりを見せているし、インバウンドを取り込んでお膝元の浅草も大賑わいですね。

桜の名所百選にも選出されていますから、桜の景観の見事さは特に申し上げるまでもないでしょう。一年中観光客の多い場所ですが、花見のシーズンともなれば、ご近所からだけではなく世界中から人が押し寄せます。

中国系の方でしょうか、綺麗なお嬢さんが振り袖を着て歩いている姿を結構見かけました。日本人がお花見で振り袖を着るというのはあまり聞いたことがありませんから、外国の方でも着てくれるのはとても風情を感じることが出来ます。

上の写真でも真ん中よりも少し左辺りに着物を着た女性が写っているのがわかると思います。その隣の建物はタリーズコーヒーです。中に入って座ると目の前にスカイツリーが見えるので、それと一緒にのんびり川面を眺めながら飲むコーヒーはなかなか乙なものです。

ここに行った時に、たまたまテレビドラマのロケをしていました。なんのドラマだったかわかりませんが、遠くから佐野史郎さんと高畑淳子さんらしき人は確認できました。ただ、スマホでもカメラを向けると撮影スタッフが「カメラはご遠慮ください」と叫びながら飛んでくるんですよね。まあ、仕方ありませんが。このテラスもわりとドラマの撮影が多く行われるスポットです。

対岸の墨田区側には言問橋を渡って行けますが、自転車の場合は少し上流の、その名も桜橋でも渡れます。上空から見るとXの形をしているのが特徴です。上に貼った航空写真の地図では、上の方にあるのがわかると思います。

(2019年6月記)


(2022年追記)

浅草から隅田公園の桜とスカイツリーへの道は、今や東京でのお花見の王道とも言えると思います。今回は2017年だけではなく、他の年にも行った写真を交えてご紹介します。

隅田川 桜とスカイツリー

上の写真は2012年に撮ったものです。スカイツリーが完成した年ですが、花見の季節ですから、まだ営業前のときですね。2017年に訪れた時には、あまり天気が良くなかったのですが、このときは雲ひとつない晴天でした。

気づけばこの頃からすでに10年経ってしまいました。現在北京パラリンピックの開催中ですが、ウクライナではロシアの侵攻を受けています。鳩もパラリンピックも平和の象徴ですが、なんともやるせない気持ちです。

鳩の写真は数年前にInstagramにも載せてます。そちらも最近ほとんど更新しなくなってしまいましたが、良ろしければ見てみてください。

隅田川 花見

屋形船にもコロナの影響がだいぶ出てしまいましたが、この頃はお花見の季節や花火のときなど、ご覧のように屋形船で相当賑わっていました。

それでは、昔の天気の良かった隅田川とスカイツリーはこれくらいにして、2017年に戻ります。

この日は薄曇りの日でしたので、どうしても空も桜もぼやけてしまいます。桜の花は淡い色なので、やはりすっきりと晴れた青天によく映えます。

 

浅草側の隅田公園は、東武線や地下鉄の浅草駅から近いこともあって、地元の人のみならず、遠くから電車に乗って来る人も大勢います。コロナ前ですから、皆さんマスクなどしないでお花見を楽しんでいますね。

地元の人達や近所の人たちが自転車で来ては、その辺に自転車を停めて花見に勤しみます。遊具もあるので、子供連れのお母さんの姿も多いです。

今は新型コロナの影響で外国人の姿は少ないですが、1日も早く多くの観光客で賑わって欲しいものです。

土日だと人出も多いので、公園内に駐輪するのは難しいかもしれませんが、平日なら空いているので、写真撮影くらいの短時間であれば、それほど邪魔にはならないでしょう。ただ、長時間止めて歩いて見て回るのであれば、駐輪場を利用したほうがいいかもしれません。

土日はむしろ電車やバスで行ったほうがいいでしょうね。川沿いは歩いている花見客が多いので、自転車だとかなりの迷惑になります。

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