’14 荒川お花見探訪2 - 飛鳥山公園 ~ 音無親水公園 ~ 名主の滝公園 -

さてさて、これまたどこが荒川なんだ?とお叱りを受けそうですが、まあ、都電荒川線と競走しながら辿り着くので、荒川の範疇でしょう。もっとも、荒川線の荒川は、今の隅田川を指しているのではないかとも思いますが、細かいことは置いておきましょう。

むしろ、荒川というよりは京浜東北線の王子駅の印象が強いですが、イメージ的にもポタリングよりは電車に乗ってお散歩と言った感じですね。路面電車の印象が強い人もいるかもしれませんね。

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でも、ちゃんと駐輪場もあることだし、ここへ自転車で行ってはいけない理由もないので、勝手にポタリングの範囲としておきましょう。

例によって、学びピア21付近から約7km、近くもなく遠くもなく、なかなか良い距離ではないかと思います。

王子駅のロータリー側はかなり栄えてるんですが、飛鳥山は裏手になるので、目立つのは飛鳥山モノレール、愛称「あすかパークレール」くらいですね。このモノレールはタダで乗れますから、足腰に自信の無い方は、みやげ話がてらに乗車してみるのもいいでしょう。束の間の観光気分を味わえます。ただし、桜の時期はとっても混んでますから、健康な若い人が乗ろうとすると、白い目で見られるかもしれません。元々は身体の不自由な方やお年寄りのためのものですから、混雑時は遠慮した方がいいと思います。この日も人が多かったのですが、写真は撮り忘れました。

乗車時間はわずか2分くらいですから、歩いた方が早いんじゃないかと思われますが、山と言うくらいですから勾配がきついんですよね。それでも自転車で上れないほどでもありません。

えっちらおっちら漕いで上がっていった、飛鳥山交番近くのスロープを上がっていくと駐輪場があります。

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このスロープです。これを登っていった先に、よく写真で見るこんな景色が広がってます。

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さすがは暴れん坊将軍、徳川吉宗が作らせただけのことはありますね。それはそれは見事な桜の景観です。どこを見渡しても桜一色と言った感じですが、それにも増して人の多いこと。都内で有数の桜の名所だけあります。

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いたるところで花見の宴会をやってます。これも花見の文化なのでしょうが、時に宴会の人たちは他の見物人からしたら、ちょっと迷惑な存在ですね。とは言え、全くいないとそれはそれで寂しいでしょうから、難しいところです。

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天気の良い日に桜を拝めるだけで、とても幸せな気分になれます。日本人に生まれて良かったと思える瞬間です。

さて、せっかく飛鳥山まで来たので、そのまま音無親水公園の桜も観て行きましょう。飛鳥山とは北本通りを挟んだ反対側にあります。自転車でも歩いてでも、ちょっと道を渡るのに不便なんですが、飛鳥山とは少し違った雰囲気を味わえます。

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こちらも人が多いのは共通ですが、日陰が多い分だけ落ち着いた風情を感じます。

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さて、音無親水公園の風情を感じたら、せっかくですので、そのまま名主の滝公園まで足を伸ばしてみましょう。ちょっとばかり距離がありますので、その辺は自転車ならではです。

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とても街中にあるとは思えない落ち着いた雰囲気で、こちらは人も少ないので静かです。それもそのはず、これだけの庭園なのに、桜が殆ど咲いてません。

なんでなのでしょうね。それ故に、より情緒を感じることも出来るのですが、池のほとりに一本の桜が咲いていて、水面に映る姿はこれもまた渋いんですよ。

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ただ、飛鳥山から音無親水公園と回ってきて、桜を散々目で楽しんだ後の名主の滝公園は、いささか侘びしさを感じるのは確かです。落ち着いた雰囲気が好きな方には良いと思いますが、夏場の方が涼しさを感じることが出来るかもしれません。

さて、王子駅周辺のお花見はこれでおしまいです。今回のお花見探訪はお楽しみいただけたでしょうか。それではまた次回お会いしましょう。

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